むし歯
虫歯で頭痛が起きた際は○○のサイン?虫歯がかなり進行している?本当は怖い頭痛について
皆さんこんにちは、つやま歯科・口腔外科医院 院長の津山です。
虫歯を放っておくと、歯が痛くなることは誰しもイメージがつくのではないでしょうか。
最初は少し違和感がある程度だったのに、次第に痛みに変わり徐々に強くなり、しぶしぶ歯科医院に行ったら虫歯が随分進行してしまっていた、という話は珍しくありません。
ですが歯の痛みとは別に、虫歯で頭痛が起こってしまうケースもあります。場合によっては虫歯から脳炎を併発しているサインなんてこともあるので、実は怖い症状だったりもするのです。
今回は虫歯と一緒に頭痛が起こった場合に考えられる症状と、その対策をご紹介したいと思います。
虫歯で頭痛が起こる時ってどんな時?
虫歯が原因で起こる頭痛は、虫歯の症状がかなり進行している可能性が高い状態です。放っておくと、痛みが増したり、頭痛以外の症状も出ることもあります。
虫歯が重症化する前に、普段から定期的な検診を心がけると良いでしょう。
虫歯が頭痛を引き起こす原因
虫歯が原因となって頭痛が起こる場合、予測される症状は下記のとおりです。
・歯髄炎(しずいえん)
・歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)
・脳炎(のうえん)
・脳静脈血栓症(のうじょうみゃくけっせんしょう)
それぞれ見ていきましょう。
歯髄炎
歯髄炎は、歯の中心部にある歯髄組織が炎症を起こす状態です。 強い歯痛があり温度変化や圧力に敏感になっているので食事や口を開けたりすると痛みが増します。
軽度の炎症であれば、頭痛も歯に永続的な損傷が残ることもありませんが、炎症がひどくなると、頭痛やひどい口臭の原因にもなります。
長年虫歯を放置したことで重度の炎症が起こっている場合、強い頭痛が起こる可能性があり、歯髄が壊死していることもあります。
歯に穴が空いていなくても、普段は見えない箇所から虫歯が進行して、歯髄炎になっていることもあり、歯髄炎から感染症に至り、歯の根幹に腫瘍ができる恐れもあります。
歯性上顎洞炎
奥歯の虫歯を放置したり、根管治療が不十分であったりした場合に起こる症状です。歯の根幹部分における炎症から副鼻腔炎を発症してしまいます。
脳炎
感染性脳炎と呼ばれ、虫歯の原因になった細菌が脳にまで感染してしまったことが原因です。
主な症状としては、頭痛や発熱など、意識障害やけいれん、異常な言動や麻痺などがあります。また、日常生活に支障をきたす症状が出る可能性もあります。
虫歯を放っておくことで、脳炎を発症するというケースは決して多くないのですが、疑うべき症状の1つです。
脳静脈血栓症
虫歯菌が血液の循環によって脳の静脈へ達し炎症を起こし血栓を生じさせます。刺すような強い頭痛が特徴で、進行するのも極めて稀ですが、命の問題に関わることもあります。
虫歯で頭が痛いときの治療
虫歯を放置すれば、頭痛が激しくなったり、その他の症状が起きたりする可能性があります。まずは歯科医院で虫歯の治療を受けましょう。
嚙み合わせが悪いことも頭痛の原因になる
また、虫歯が原因の頭痛ではありませんが、噛み合わせのバランスが悪いことも頭痛の原因になり得ます。
噛み合わせが悪いと、咀嚼の力が均等に分散されず、一部の歯に集中するため、歯や顎の筋肉に過剰なストレスがかかります。この過剰なストレスが頭痛を引き起こす原因になります。
さらに、噛み合わせが悪いと、顎の関節や周囲の筋肉にも影響が出ることがあります。これにより、顎関節症や顎の痛みなど、顎関節に関連する問題が引き起こされる可能性もあります。そのため、歯科医に噛み合わせのチェックを受けることが重要です。
まとめ
虫歯が原因で頭痛が起きている状態は、すでに虫歯がかなり進行している可能性が高くなります。また嚙み合わせが悪いまま長年過ごされている可能性もあるでしょう。
虫歯の治療も嚙み合わせ治療も歯科医院で対応可能ですので、まずはお気軽に来院頂いて適切な治療を受けてみてはいかがでしょうか。
クリニック紹介
久留米市のつやま歯科・口腔外科医院では、むし歯・口腔外科の治療や、小児歯科・予防歯科・インプラント・歯周病・睡眠時無呼吸症候群・ホワイトニングなどの幅広い診療を行っております。
口腔外科出身のドクターがお口にまつわる幅広い相談を受け治療を行うことで、地域のホームドクターとして皆さんのお口の健康をサポートしていきます。
広い駐車場も完備し、土曜も診療している通いやすい歯科医院です。
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